「大人の発達障がいって増えてるの?」
こんにちは。
香川県で産業カウンセラーとして活動しているしょうごです。
パワハラや職場の人間関係にお悩みの方のメンタルケア・カウンセリングを行っています。
さて、今日は大人の発達障がいについて少しばかり。
昨日インスタのストーリーにもUPしたんですけどね。
せっかくなので、こちらでも少しばかり書き記したいと思います。
まず結論から。
はい、確かに増えています。
実際、国の調査結果を見ても増えていたので、まず間違いないと言って良いでしょう。
しかし、昔もクラスに1人2人は落ち着きのない子や、人一倍こだわりの強い子はいましたよね。
今と違って当時は、発達障がいという考え方が当事者にも、その周囲にもなかったでしょうから、
「受診をしていなかっただけ」
ということはあるのかなと。
それが今は、世間の価値観も変わり、多様性が尊重されるようになり、発達障がいへの理解も以前よりは進み、それで受診しやすくなったことは、増加の要因の1つかなと思います。
しかしとは言え、受診することは、ご本人にとっても、そのご家族にとっても、簡単なことではありません。
そこは、頭に入れておかないといけないことでしょう。
知ることで楽になることもあれば、知ることで苦しくなることもあるのです。
さて、大人の発達障がいと聞くと、大人になってから発症するようなイメージを抱きがちですが、それは間違いです。
発達障がいは、生まれつきのものであり、脳の発達の違いによるものです。
なので、ご本人のやる気や努力不足、保護者の方の育て方などにより起因するものではありません。
ここは、すごく重要です。
忘れてはなりません。
子どもの頃は見過ごされてきたことが、大人になると見過ごしてはくれないことがあるわけです。
仕事であれば、物事を計画的に進めなければならないこともあるし、時には “察する” ということが必要にもなってきます。
組織で働く以上、周囲の人との協力が欠かせません。
そういったことにつまづき、悩んだ結果、大人になってから受診することで、発達障がいだったのだと気づくことがあるわけです。
決して、大人になってから発達障がいになったわけではありません。
大人になって発達障がいだったと気づいたということです。
「大人の発達障がい」という言葉のせいで、少し勘違いしやすいですが、注意していきましょうね。
大人になってからなるわけではありません。
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