パワハラ被害を受けやすい性格傾向
こんにちは。
香川県で産業カウンセラーとして活動しているしょうごです。
パワハラや職場の人間関係にお悩みの方のメンタルケア、カウンセリングを行っています。
さて、今日は少しばかりパワハラ被害を受けやすい性格傾向についてお届けしたいと思います。
やはり一定の傾向があります。
それを知っておくと、
「じゃあ気を付けよう」
そんなふうに意識することができますよね。
ぜひ参考にしてみてください。
ではさっそく・・・
①自己主張の弱さ
・意見を表明することを躊躇する傾向
・「NO」と言うことが難しい
・対立を避けるパターン
②自尊心の低さ
・自分の価値を低く見積もる傾向
・批判に過敏に反応する
③神経症傾向の高さ
・不安や緊張を感じやすい
・ストレスへの耐性が低い
・感情的に不安定になりやすい
※Big Five性格特性における神経症傾向の高さは、複数の研究でハラスメント被害との関連が示されています
④過剰な真面目さと責任感
・完璧主義的傾向
・過度な責任感
・仕事への献身度が非常に高い
⑤依存的傾向
・他者からの承認を強く求める
・自立性の欠如
・他者に過度に依存する関係性パターン
ただし重要なのは、これらの性格傾向だけでパワハラ被害が決まるわけではないということ。
パワハラ承認文化があったり、適切な報告システム、対応策などがない環境では、当然被害が生じやすくなります。
PS.
今回お伝えした性格傾向は、ある程度学術的なエビデンスに基づいていますが、パワハラ被害者を責めるものではありません。
パワハラは、常に加害者の責任であり、組織の問題として捉えるべきものです。
そこはお忘れなきようお願いいたします。
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